福知山線事故①~あの日から1年~

『命より大切なものはないのです。命はお金では買えないのです。
 乗客ではなく、命を運んでいるのだということを 胸に刻んで電車を動かしてほしい』


鉄道事故としては犠牲者数が戦後4番目の惨事となったJR福知山線脱線事故から
今日、4月25日で1年。事故の追悼慰霊祭で遺族の代表の方が読まれたコメントです。

ちょうど1年前、学校から帰ってきてテレビをつけたら目に飛び込んできた光景が思い出されます。
あまりにも衝撃的でしばらくテレビに見入っていました。

兵庫県警尼崎東署捜査本部調べなどによると、
事故を起こした快速電車はちょうど1年前の午前9時19分ごろ、
時速約115キロ(制限速度70キロ)で現場カーブに進入して脱線。
107人もの方が亡くなり、500人以上の方が負傷されました。
この場からですが、亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

JR西日本は21日、脱線事故のあった福知山線の利用状況が、
運転を再開した昨年6月19日から今月18日の間の累計で前年同期に比べ
3%減ったことを明らかにした。
3月19日からの直近1か月間も1%減と乗客離れが続いている模様。

 2005年度の利用者数は、京阪神全体の鉄道網「アーバンネットワーク」が前年度比1%減で
福知山線の落ち込みが目立っている。JR西日本は、福知山線を安全性向上のモデルと位置付け、
2月に社内にプロジェクトチームを発足させたが、事故原因もいまだ完全には解明されていなく
信頼回復への道のりは遠いようです。
                             [Yahoo!ニュース・読売新聞・神戸新聞より]