大学生協ツアーのバス 受験生を妨害!?

水・木と国公立大学の2次試験でしたね。
受験生の皆様お疲れ様でした。

水曜日は朝から学校に行く用があって
受験生に混じってバスで学校に行ったわけですが
信じられないことに…


仙台駅前のバス乗り場は臨時バスを待つ受験生で予想通り大行列。
並べば15~20分とかでしょうか?
聞けば一般客が定期便に乗るなら並ばなくていいとのことだったので
申し訳なく思いつつも来たバスに乗ったのが8時53分。
試験開始は10時、9時45分までには試験会場に入ることになっていたらしく
多少の余裕があるかなくらいの時間のバスでしょう。
普段の朝ラッシュ時でも20分くらいで試験会場の東北大の川内キャンパスまでは着くんです。


がしかし、この日は駅前を出た時点ですでに渋滞…
のろのろと走って1つ目のバス停まで10分ちょっとかかって到着。
その後も渋滞は学校まで続き
結局着いたのが9:41でした。
駅から川内まで48分。
こんなに時間がかかるほうが難しいんじゃって感じです。
だって歩いても30~40分あれば着きますからね。

車内では話したりしてる人はいませんでしたが
特に地元じゃない人は相当不安だったでしょう。。
しかも寒い中列に並んで乗って、
乗ってからはだんだん空気が悪くなっていくバスの中で
えんえん時間を費やして…
たぶん同じバスに乗り合わせた人は
8時30くらいから並んでいたんじゃないでしょうか?

受験前からこれじゃあ、あまりにかわいそうでした。

たぶん試験開始の10時ぎりぎりに着いたり、
あるいは間に合わなかった人もいたかもしれません。



なんでこんなになってたのか、次の日の新聞に原因が載ってました。
受験生の送迎用の車が特別多かったわけでもなく、
バスを走らせてる交通局がヘマしたわけでもなく、
その原因は・・・なんと大学の生協。
呆れます。

その日は在学生向けの安比行きのスキーツアーの出発日で
キャンパス前の道路に大型バスが4台、8時過ぎから約30分間も停まっていたとのこと。
このバス4台が主因で渋滞が発生、ピストン輸送の臨時バスの出発も遅れる結果になったそうです。

広くも無く、直線区間も長くない上
バス停もあってさらには入試当日の朝にそんなバスが4台も停まっていたら
渋滞するのは誰が考えてもわかること。
大学当局でさえ「付近一帯路上駐停車禁止」という看板を数箇所に立てるほどです。

さらに、地元新聞によると、
大学生協東北事業連合の桧山智明専務理事は
 「4台がまとまって停車してはいないと、バス会社は報告している。
 ただ、渋滞につながり受験生に動揺を与えたとすれば大変申し訳ない」と談話を出した。』
そうです。特にことの重大さがわかっていないようです。

大学生活の準備は全部生協で
みたいなキャッチフレーズで受験生もサポートします
みたいなことを言っておきながらこんなことやってるとは。
年に1度の受験に真剣になっている受験生に対してなんともお粗末な生協の態度。
誠意ある謝罪ぐらいするべきではと思ったのでした。



ちなみに、翌26日は送迎の車などで多少混んだものの、
25日のような混雑にはならなかったようです。


                                    [2月26日配信 河北新報]