反撃!東日本フェリー

地元ネタです。
青森~函館・室蘭などを結ぶフェリー、東日本フェリーが
青森―函館航路に新造の高速フェリーを導入するそうです。
新高速フェリーの愛称は「ナッチャン Rera」
これまで3時間50分~4時間15分かかっていた青森―函館間を
約1時間45分で結びます。

運行開始はちょうど2ヵ月後の9月1日。
早くも今日からここ仙台でもCMが流れ始めました。
青函航路は、青函トンネルの開業以来、鉄道とフェリーの競争状態にあり、
今回の新型フェリーにかける意気込みが伝わってきます。

実は青森函館航路に高速船が投入されたことは過去に2度あり、
始めは青函トンネル開業2年後の1990年。
青森函館間を1時間40分で結ぶ水中翼船「ゆにこん」が就航し、
鉄道とあまり変わらない所要時間で運行していました。
しかしこの船は旅客専用で自動車の航送ができず、
また高速船ゆえ燃費が悪く、
冬季の欠航も多発したことで採算にあわず1996年に廃止となりました。
2度目は初代「ゆにこん」の廃止を受けて97年に導入された2代目「ゆにこん」
2代目は大型車も積載可能な新造カーフェリーで同区間を2時間で運航。
しかしこの船も燃費が悪く、また冬季の欠航多発で再び採算にあわず
2000年11月に廃止となりました。

今回の高速フェリー「ナッチャン Rera」は3度目の正直。
ちなみに旅客運賃は大人1人エコノミークラスで5000円です。
最も上のクラス・エグゼクティブクラスだと10000円だとか。
回数券だと1枚あたり3250~3750円とJRの往復割引切符よりやや高い程度となります。
はたしてどのような結果となるのでしょうか..?